製品へ混入した異物、異常製品、クレーム品に関する調査を行っております。精密機器による各種分析・試験から、混入・異常要因や問題解決のための情報提供までサポートさせていただきます。食品以外にも対応いたします。お気軽にお問い合わせください。
異物の種類は、金属、プラスチック、虫、菌類等の多岐にわたります。
各種機器を用いて分析を行い、異物の種類を特定します。分析結果は、写真等を添付した報告書形式で提出いたします。
光学顕微鏡と走査型電子顕微鏡を用いて、異物の外観や特徴を確認します。
・カビ、昆虫、毛髪、植物組織などの動植物性異物
・石、ガラスなどの鉱物性異物
・ゴム、プラスチック、樹脂などの加工品異物
などを推定することが可能です。
異物がどのような元素で構成されているかを調べる非破壊検査です。
元素の構成比で、金属、鉱物、セメント、生物の歯、骨などを推定することができます。
物質に赤外線を照射して得られる赤外吸収スペクトルは、人間の指紋のように、その物質固有のものである性質を利用して、物質の同定を行います。
ゴム、紙、繊維、プラスチック、接着剤、塗料などを推定することができます。
動物性異物が加熱されているかどうかを調べる試験です。
生物に含まれる酵素「カタラーゼ」の有無を確認するため、カタラーゼ試薬を加えて気泡の発生を確認します。
異物にデンプンが含まれているかを調べる試験です。デンプン質の定性に用います。
異物にタンパク質(アミノ酸)が含まれているかどうかを調べる試験です。
アミノ酸が含まれていると青紫色に呈色します。
異物が血液かどうかを調べる試験です。
血液の場合、緑色に呈色します。
異物に糖類(中性多糖)が含まれているかを調べる試験です。
糖類が含まれていると黄緑色に呈色します。
異物分析に関するご依頼・お問合せは試験検査部 特殊分析課までお願いいたします。
お問合せはこちら異常品分析は、機器分析や各種分析を用いて原因物質の同定を行います。製品の異常原因の調査、食品や飲料の異臭・異味・変色の原因物質の同定など、クレームの対応や製品管理などにご利用ください。
液体クロマトグラフ四重極飛行時間型質量分析装置(Q-TOF LC/MS)及びガスクロマトグラフ/質量分析計(GC/MS)に様々な前処理装置を組み合わせて分析を行います。また、スニッフィング(においかぎ)分析を組み合わせることで、分析と官能評価を同時に行うことが可能です。
バイアルに検体を入れ、一定条件で加温し、気相をGC/MSで分析します。臭気等の分析に用いられます。
吸着剤にガス等を捕集し、GC/MSで分析します。包材中のガス分析や、材料分析に用いられます。
計量証明事業所、食品衛生登録機関であるノウハウを活かし、各種分析手法を用いて原因物質の特定を行います。
食品中にオフフレーバーとして含まれる、クロロフェノール類を検出。
味が薄いとお申し出のあった水産加工品についてアミノ酸組成を分析。旨味甘味に関するアミノ酸含有量が少ないことが原因と推定。
検知管法により、通常の10倍以上の二酸化炭素量を検出。
酒類中のカルバミン酸エチルを分析。
異常品分析に関するご依頼・お問合せは試験検査部 特殊分析課までお願いいたします。
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